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情報伝達物質について

御承知の様に、現在の大脳生理学で解明されているのは、脳の仕組みのごく一部だけであり、しかも最先端の説ほど「仮説」でしか在り得ませんが、私は物事を解明してゆく上で最も重要なのは、この「仮説」の提示だと考えています。
 もちろん、仮説は皆が知っている限りの事実に照らし合わせて論理整合している(そう考えると矛盾しないorそれに反する現象事実がない)ことが条件ですが、その条件を備えた「仮説」なら、それをいったんは「事実」と認めても良いと、私は思います。

逆に、実験的に確認された事実だけから論理を組み立ててゆくという発想では、(特に未明部分が多い対象世界では)、とんでもない誤った方向に論理が収束して終う危険性が大きくなります。
 例えば、現在(これは大脳生理学ではなく、生物学の方の話ですが)、エストロゲンという情報伝達物質(通俗的には、女性ホルモンの一種と呼ばれています)と同様の働きをする人工物質の体内摂取or蓄積による精子の急減→絶滅が危惧されていますが、それに対して「その因果関係は実験的にまだ完全には証明されていない」などと云っている間にも、事態はますます危機的な様相を呈しているのです。

 私が提示したのも、その様な仮説です。

 まず第一に、情報伝達物質とは、もともと体内の細胞間で情報を伝達する物質(ホルモン)ですが、それ専門の神経細胞が生まれて以降、多くのホルモンが神経細胞の情報伝達物質としても、取り込まれていったと考られます。
(その代表的なホルモンの一つがアドレナリンですが、追従も危機逃避から枝分かれした闘争系の本能であり、緊張系のホルモンが使われていても、何の不思議もありません。)

 また、胎内保育の哺乳類に特徴的な(どんどん発達していった)本能が親和機能ですが、そのもともとの情報伝達物質は胎内の異物(赤子)を攻撃する免疫細胞の働きを阻止し、母子間の親和性を維持する為の物質と考えられます。

 おっしゃる通り、それがどの様な物質であるかはまだ解明されていませんが、論理整合的に考えてその様な親和物質が存在すると考えて、矛盾する点も、それに反する現象事実もありませんので、その様な親和物質が存在すると仮定して、それを発見するのが専門家(生物学者や大脳生理学者)の仕事ではないでしょうか?
 その様な仮説こそ、発見の母胎として、最も重要なのではないでしょうか?

 但し、実現論で用いた物質名は、学者たちによって実証された物質でないことも確かですので、以下のように修正させて頂きます。

> 彼らは恒常的に飢えの苦痛に苛まれ、いつ襲ってくるか分からない敵=首雄の攻撃に怯えながら暮らしていましたが、それらの極度な不全感が生命の根源を成す適応欠乏を強く刺激し、生起させたと考えられます。

> 加えて、恒常的に強力な危機逃避回路(未解明ですが、おそらくアドレナリンetcの情報伝達物質)が作動することによって(これも未解明ですが、親和系のオキシトシンetcによる性封鎖力ともあいまって)性闘争が抑止され、それによって、モグラ以来性闘争物質によって封鎖されてきた追従本能が解除されたのでしょう。

> こうして、不全感の塊であった境界空域の弱オスたちは、適応欠乏に導かれて強く追従本能に収束しました。
 しかし、互いに追従し合っても、誰も(縄張りの確保あるいは不全感の解消の)突破口を示すことは出来ません。そこで、わずかに可能性が開かれた(=不全感を和らげることのできる)親和本能を更に強化し、追従回路(アドレナリンetc)に親和回路(オキシトシンetc)が相乗収束した依存本能に収束してゆくことになります。

> つまり、「縄張りを持たない敗者たちが互いに身を寄せ合う」というところでしょうか。


四方勢至


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